木工品

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伝統工芸品

紀州箪笥

木工品 | 和歌山県 | 知る

紀州箪笥は和歌山県和歌山市で生産されている桐箪笥です。桐材特有の上品な木肌と美しい木目模様を生かした桐箪笥は、デザインもシンプルで繊細な美しさが漂い、機能的にも軽く耐湿性に優れているなど衣服の収納には最高の箪笥とされており、世代を越えて引き継がれる最高級の家具として今も愛されています。中でも紀州箪笥は、火にも水にも害虫にも強く、また蒔絵をほどこしたものや端正なデザインのものなど、その技術と美意識が大阪をはじめとし、全国的にも高く評価されています。 紀州における桐箪笥づくりの歴史については、定かなものはありませんが、「南紀徳川史」には、江戸時代後期に、落雷によって和歌山城の天守閣等が炎上し、天守閣再建の際に、長持等の箱物家具が作り直されたという記述があります。また、和歌山県各地の町家からは、19世紀中頃の古文書や箪笥が発見されており、それらは当時武家以外でも婚礼調度品としての箪笥が和歌山で作られていたことを示唆しています。

伝統工芸品

箱根寄木細工

木工品 | 神奈川県 | 知る

箱根寄木細工は、色合いの異なる50種類以上の天然の木を使って作られ、その製品は箱、引き出し、盆、皿、茶托、小箪笥、装身具として主に使用されています。現在、神奈川県の小田原市、足柄下郡箱根町で生産されています。 箱根寄木細工の特徴である矢羽根、三桝(みます)、乱寄木、ウロコ、剣花、紗綾形(さやがた)などの幾何学模様や茶や白や黒、黄や赤の色はすべて違う種類の木を組み合わせて表現されています。それは多種多様な木々を擁する箱根の山が生み出した、精緻な工芸品であり美術品というほかありません。 箱根寄木細工は江戸時代後期に箱根山の畑宿で始められたとされ、初めのうちは乱寄木や単位文様による寄木細工が主流だったと言われています。それが明治時代の初めに静岡方面の寄木技法が入ってきて、これが連続文様の小寄木として確立されました。箱根は、緻密な手工芸の技法によって広く知られる、国内では唯一の産地となっています。

伝統工芸品

一位一刀彫

木工品 | 岐阜県 | 知る

一位一刀彫とは岐阜県の高山市、飛騨市、下呂市を産地とするイチイという木を使った彫刻品で、茶道具や置物、お面などが作られています。年輪が細かく、まん中が赤くて(赤太)、外側が白い(白太)というイチイの木の特色を生かして彫刻されています。一位一刀彫は、江戸時代末期、彫刻の名人といわれた松永亮長(すけなが)が飛騨地方の象徴であるイチイ材に根付(ねつけ)彫刻と呼ばれる独特の彫刻を施したのが始まりと言われています。それ以来、飛騨を代表する彫刻として、色をつけないで天然のイチイの木の細かい年輪、木目の美しさ、赤太と白太の色の違いなどを生かし、彫った跡を鋭く残すという独特の形がつくられ、現在に受け継がれています。一本の木から作られる置物やお面のモチーフになるのは、干支の動物や仏像などが多く、これらの細かな表情が、約100本の彫刻刀を使い分けることによって表現されています。一位一刀彫と呼ばれる所以とも言われる、「一刀一刀魂を込めて彫る」ということが迫力となって表れていると言えるでしょう。また、年月とともに木の色が茶褐色にかわり、つやが出てくるというのもイチイの魅力です。作られた時期によって、同じイチイという木でできているとは思えないほど色艶が違うのです。

伝統工芸品

大館曲げわっぱ

木工品 | 秋田県 | 知る

秋田音頭にも歌われる大館曲げわっぱは、自然の厳しさに耐えた弾力性の高い天然秋田杉だけを利用して作られる「曲物」と呼ばれる容器の一種で、秋田県がその産地となっています。主に櫃(ひつ)、水差し、盆、すし鉢、弁当箱、菓子器、小物入れ、コーヒーカップ、ビールジョッキとして使われています。大館曲げわっぱの魅力は、天然の秋田杉の柾目(まさめ)と香りが冴(さ)え、木目は真っ直ぐで弾力に富んでいること、年輪の間隔は細かくきれいに揃っていることなどです。鮮やかな赤、淡黄色の明るく美しい木目が生かされた製品には、シンプルながらも美しさと気品があり、軽いながらも強靭であり、日常の身近な容器として使い勝手の良さも兼ね備えています。

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