漆器
日本人の生活おいて様々なシーンで使われている漆器。味噌汁を飲む椀や箸といった日常の食生活から、正月など特別な日の料理が盛りつけられる“重箱”と呼ばれる器として。また、見事な柄が描かれた大きな皿は観賞用として飾られたりします。鮮やかな朱色、吸い込まれそうな奥行きがある黒色。木ならではの安心感とぬくもりに包まれ、上品な光沢を放つ日本を代表する工芸品が漆器です。 その製造には実にたくさんの工程を必要とし、その数が100以上にも及ぶ漆器もあります。またそれぞれの工程において、十年以上の経験と知識を必要とするほど、高度で洗練された技術が要求されることがあり、すべての工程を一人で行うことは難しく、それぞれの専門家たちによる分業によって作られていることが多いことが特徴です。ですから漆器ができるまでの様子をすべて一か所で見学することはできません。特に仕上げの段階においては、ほんのわずかな埃が付着してしまっても商品価値がなくなってしまうほど繊細な作業のため、一般の人が部屋に入ることさえできないのです。しかし、そのようなこだわりと洗練された技術から出来上がった品は、丁寧に扱ってあげれば、数千年の時を経ても使え、むしろ年月ともに新たな魅力さえ発し、商品としての価値が高いものとなることさえあるのです。













(ワノア)は株式会社わのあの登録商標です。【登録第5115867号】