きりゅうおり

桐生織

織物 | 群馬県 | 知る

桐生織は国が認める伝統的工芸品の一つで、「西の西陣・東の桐生」と評されるほどの、絹織物の代表的な存在です。桐生織の着物は、落ち着いた風合いで長く着ることができる作品が多く、またしっかりとした作りは着る人に安心感を与えてくれます。桐生織の帯も特に有名で、独特の製法によりはっきりと現れる華やかな文様が和服を着る多くの人たちに愛されています。

桐生織の歴史は1300年ほど前まで遡ると言われています。かつては仁田山紬(にたやまつむぎ)と呼ばれていた桐生織を一躍全国的に有名にした出来事が1600年の関ヶ原の戦いです。このとき、徳川方(新田義貞)より依頼された旗絹を2410疋(ひき)をたった一晩で織り上げ、さらにそれを掲げた徳川軍が戦争に勝ったことで、縁起のいい品として、その名を更に不動のものとしました。その後海外から入ってきたジャガードなどの技術を積極的に取り入れ、現在では国内はもとより海外にも向けて積極的に展開をしており、日本国内において、桐生織の故郷桐生市は、ファッション最先端の街として全国的に有名です。

桐生織は以下の七つの製法があります。大まかには次のような特色が挙げられます。

1 お召し織(おめしおり)

 表面に凹凸ができるように仕上げる製法で、桐生織の代表的な製法です。

 経糸の密度は1cmの間に100本以上あります。

2 緯錦織(ぬきにしきおり)

 文様を8色以上の横糸で表現する製法。

3 経錦織(たてにしきおり)

 文様を3色以上の縦糸で表現する製法。

4 風通織(ふうつうおり)

 経・横共に2色以上が織が交互に表面に表れ、小さな袋状の模様になる製法。

5 浮経織(うきたており)

 2色以上の経糸を1cmの間に150本以上使い、重ねて織る製法。

6 経絣紋織(たてかすりもんおり)

 かすり模様を表現する経糸と、絵文様を表現する横糸で織られる製法。

7 もじり織(もじりおり)

 隣り合う経糸が絡み合い、編物のような文様ができる製法。

現在は和服以外にも、ハンカチやネクタイ、テーブルクロスなどの日用品から、桐生織の技術を使った絵やタペストリーなど様々な試みの作品が数多くあります。

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