はくさん
白山
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白山は、富士山、立山とともに、「日本三名山」のひとつに数えられ、山頂部は御前峰(2,702m)、大汝峰(2,684m)、剣ヶ峰(2,677m)で構成されています。古くから「しらやま」や「越のしらね」の名で和歌にも詠まれましたが、信仰の山としても知られ、御前峰山頂には白山奥宮があります。養老元(717)年、越前の僧泰澄が、はじめて白山に登り修行したのが信仰登拝の始まりと伝えられています。一億年余り前には、河川が海にそそぐあたりにあった白山地域が、その後少しずつ盛り上がって何度も噴火活動を繰り返して火山として誕生し、今日にいたっています。
白山の主峰である御前峰を中心に、面積47,700haの山岳自然公園「白山国立公園」が、石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがってあり、北は大門山、南は大日ヶ岳まで2,000m級の山々が続いています。万年雪が残り、高山植物の宝庫として知られる山頂部、広大なブナの原生林の広がりとそこに生息する多くの野生動物たち、深い谷間から山麓にかけて数多く噴出する温泉郡など白山は多くの魅力を持っています。また、ユネスコの生物園保存地域に指定されるなど国際的にも高い評価を受けています。美しい白山はわたしたちの誇りであり、この魅力を損なうことなく将来へ伝えていくことがわたしたちの使命です。
雲海と日の出
頂上からは美しい雲海のかなたに、白馬・剣・立山・槍・穂高・乗鞍・御岳の山並みが一望でき、北アルプスから昇る日の出はすばらしいものです。
高原の詩情
山頂周辺には、ゆるやかな斜面がいくつも残されています。室堂平、弥陀ヶ原、南竜ヶ馬場、清浄ヶ原などで、いずれも高山植物が咲き競い、さわやかな高原情緒が満喫できます。
広大な樹海美
山腹一帯では、ブナ、ダケカンバなどの原生林、オオシラビソ、ハイマツなどの高山植物が広い範囲にわたって保護され、国立公園としての真価を高めています。
もう一つの魅力・別山
別山(2,399m)は、御前峰の南方、油坂頭から三ノ峰へと連なる山塊の主峰です。山頂には別山神社があります。南竜ヶ馬場から別山に至るコースでは、南北アルプスや八ヶ岳連峰などの眺めを楽しみながら縦走できます。
代表的な白山登山コース
白山は信仰の対象として古くから崇められた山であり、信仰登山の長い歴史を持ち、登山口は石川・岐阜・福井の各県に、いくつもの登山コースが整備されています。よく利用されるのは、別当出合を起点として砂防新道を登り、観光新道で下山する一泊二日のコースです。またエコーラインや展望歩道を利用して高山植物の美しさを満喫したり、平瀬道や別山市ノ瀬道を利用して、すばらしい展望やブナの原生林を楽しむこともできます。その他の登山道もそれぞれ魅力あふれるコースですが、距離が長く利用者も少ないので経験者や登山の熟練者と同行した方が良いでしょう。
*砂防新道(出発地は別当出合)
このコースは砂防工事用の道として作られたもので、眺望より、登山の易しさや所要時間の短さを望む登山者におすすめのコースです。
*観光新道(出発地は別当出合)
距離的には砂防新道とほぼ同じで花畑と展望を楽しめるコースです。急な坂が多く、水場がないことから下山コースとしての利用をおすすめしますが、雨の日はすべりやすいので避けた方が良いでしょう。
*平瀬道(出発地は岐阜県大白川ダム)
ブナ林を行き、北アルプスの展望と自然を楽しむ登山道で、日帰りも難しくありません。



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