きんたいきょう
錦帯橋
名所 | 山口県 ◢
錦帯橋は岩国市にあり、山口県最大の河川である錦川(川幅200m)に架けられたアーチ形の5連の木造橋で、東京の「日本橋」、長崎の「眼鏡橋」と並んで、日本の「三名橋」と称されています。
延宝元(1673)年、第三代岩国藩主であった吉川広嘉(きっかわひろよし)によって、現在の橋の原型となる木造橋が架けられました。岩国藩の悲願である流れない橋として誕生したこの橋は、創建翌年の延宝2(1674)年5月、梅雨の洪水であえなく流出してしまいましたが、原因を徹底的に究明し、改良を加えて同年10月末に二代目錦帯橋が再建されました。この二代目錦帯橋は276年間不落を誇りましたが、昭和25(1950)年9月にキジア台風の洪水によって、二度目の流失となってしまいました。流失後、市民の強い要望により、昭和28(1953)年に橋脚に近代工法を取り入れるなどして三代目錦帯橋が再建されました。以来、半世紀にわたって人々を渡し続けてきた錦帯橋ですが、木造橋の宿命である腐朽による傷みが見られるようになったため、平成13 年(2002)からは50年ぶりの「平成の架替」が行われ、現在の錦帯橋は平成16(2004)年3月20日に完成しました。木造部分の掛け替えは、旧錦帯橋でも江戸時代からほぼ橋大工の代替わりで行われていた定期的な伝統事業でもあります。
橋の長さは、橋面にそって210m、直線で193.3m、幅は5m、橋台の高さは6.6m。巻きガネとカスガイを使った「木組みの技法」で造られています。反り橋の構造は精巧かつ独創的で、現代の橋梁工学からみても非のうちどころがないと言われています。このように橋そのものの美しさ、ダイナミックさもさることながら、橋を取り巻く山紫水明の景観も錦帯橋の魅力です。城山を背景に、緑鮮やかな自然林、さらに春は桜、夏は鵜飼いや花火の夜景、秋は城山の自然林の紅葉、冬は雪化粧と、「錦」の名の通り、四季おりおりの色彩豊かな景観が楽しむことができます。







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