じいん
寺院
寺院とは、そこに居住する僧が、自分の研修や布教のための修行上で用いる建物を意味しています。寺院の「院」は回廊や垣根をめぐらした「園」という意味で、のちには寺を総合とし、院を寺中の別舎とし、それらを総称して寺院になった。お寺の活動目的は、三つに大別することができ、ひとつは菩提寺(ぼだいじ)、ひとつは祈願寺(きがんじ)、そして修行寺である。
菩提寺とは、お布施を納めてくれる人々=「檀家(だんか)」を持ち、葬儀や法華を行い、墓地なども有して、それを管理する寺院のことで、日本の仏教が葬式仏教と言われるのも葬祭を中心として活動する寺院が圧倒的に多いためである。
祈願寺は商売繁盛、病気回復、交通安全など、現世利益も授ける院である。
修行寺とは、自己研修の道場で、一般俗人の出入りをあまり許さず、公開しないのが原則です。
そもそも仏教自体は、インドや中国から伝来し、最初は外国の神としてまつられるようになり、経典や仏像など様々な儀式が整っていたため、日本古来の神々の上に立つようになった。日本に本格的に浸透したのは、奈良時代から平安時代のはじめにかけ、仏教界は奈良の「南都六宗」と呼ばれる国家が認めた宗派が中心となり、僧は国家の平安を祈る完了で、いわば仏教をする役人として、厳しい修行をすることによって、霊力を得ようという修験者が出てきました。昔から山は神がこもるところ、祖先の霊がすんでいるところとして、彼らは山にこもり、瞑想と肉体的につらい修行をくりかえすことで、霊力を得ようとしました。
そしてその力で人々の災いを取り除こうとし、修験道とよばれる民間宗教を開いたと言われます。各地の神社の境内に寺が建てられたり、神社でお経が読みあげられるようになり、仏が神の姿になってあらわれたものという「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」が唱えられ、神と仏は一体となったのです。日本人の多くは無信仰者ですが、親、兄弟、親類が死ぬと葬式はお寺にお願いをしてお経をあげてもらったり、お彼岸やお盆のときには墓にお参りに行ったりします。ふだんの生活の中では神様や仏様を信じる気持ちがなかなかおこりませんが、昔から続く初詣、お祭り、七五三などの行事のおりに神様や仏様があらわれてきます。そしてときには心の支えになってくれることもあるのが仏教(宗教)です。


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