べっぷたけざいく
別府竹細工
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別府竹細工は、日本有数の温泉地として名高い別府で作られる竹細工で、茶器、花器、盛籠、オシボリ入れ、銘々皿、マガジンラック、インテリア用品など、生活用具から芸術作品にいたるまで、主に地元大分県産の良質の「真竹」を用いて作られています。編みの技法は、「四つ目編み」「六つ目編み」「八つ目編み」「網代(あじろ)編み」「ござ目編み」「縄目(なわめ)編み」「菊底(きくぞこ)編み」「輪弧(りんこ)編み」などが基本となっており、さらにこれらの組み合わせで400種以上のパターンがあると言われています。また、塗装を施さない白竹や青竹製品と漆で仕上げる「漆塗り仕上げ」や「錆付け仕上げ」などがあります。別府の竹細工の歴史は日本書紀にもその記述が残っているほど古く、室町時代に行商用の籠を作って売り出したのが始まりとされています。江戸時代に、別府温泉が温泉地として発展してくると、温泉の客が滞在中に使う台所用品が作られるようになりました。そこから、これらの竹製品が別府温泉のおみやげとして人気を博し、別府周辺の地場産業となるまでに発展しました。明治後期に別府工業徒弟学校竹籃科が設立されると、他県からも多くの技術者が移住し、多くのすぐれた作家や技術者が出て、現在の別府竹細工の基礎が築かれました。こうして、明治・大正・昭和と別府温泉の隆盛とともに、竹細工も黄金期を迎え、職人たちは切磋琢磨し、技術を競い合い、優れた細工師が輩出されました。現在も別府では、大分県竹訓練支援センター竹芸科で、竹工芸の専門技術を学ぶことができます。
<作り方>
1. 伐採・油抜き
竹林から切り出した竹の枝を落とし、太さによって選別します。苛性(かせい)ソーダを入れた液で竹を煮沸して油分をしみ出させ、しみ出た油分を拭きとります。丸竹のまま並べて使う用途のものは、火で焙って曲がりを修正します。
2. 天日乾燥
油抜きのすんだ竹を天日にさらして乾燥させます。象牙色の光沢が出てくれば乾燥は完了です。天日乾燥が済んだ竹をを晒竹(さらしたけ)と呼びます。
3. 切断加工・荒割り
晒竹を必要な長さに切断し、節の盛り上がりを鉈(なた)で削ります。そして竹割り包丁で繊維にそって竹を2つに割り、半分になった竹をさらに縦に割る「荒割り」という作業を繰り返し、竹ヒゴの元を作ります。
4. 剥ぎ
荒割りの次は「荒剥ぎ」という作業で、荒割された竹を、皮4身6ぐらいの割合で剥いでいきます。そして次に荒剥ぎされた竹をさらに縦に割り薄く剥いでいきます。
5. ヒゴの仕上げ
ヒゴは、台の上で所要の幅に固定した2本の小刀の、刃と刃の間を通して幅をそろえたあと、スキ銑(せん)という道具を使って厚さを一定に整えます。そして面取り小刀でヒゴの角を面とりすれば、ヒゴづくりは完了です。
6. 底編み
竹細工はまず底から編み始められます。編みの中で最も重要なポイントは、底面という平面が立体になっていく腰の立ち上がりです。ここが製品の出来上がりを大きく左右します。
7. 胴編み・首編み
次は胴です。製品の形や用途、デザインによって、編み方は変わってきます。
8. 縁仕上げ・取り付け仕上げ
編み上げは縁を仕上げて完了します。必要に応じて取手や高台、耳環などを取り付けます。
9. 塗装加工
編み上がった作品は、生漆による「塗り仕上げ」か、朱合漆または生漆による「錆び付仕上げ」を施されます。



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