ぎおんまつり
祇園祭
祭り | 京都府 | 七月 | みる ◢
祇園祭は京都の八坂神社のお祭りです。大阪の天神祭と東京の神田祭とともに日本三大祭りの一つです。およそ1100年の歴史を持ち厄病や災いを鎮めるためにおこなわれます。時期は7月、一ヶ月間の長期にわたって行われます。また祇園祭は飛騨の高山祭と秩父の夜祭と並んで、日本の美しいお祭り、三大美祭りとも言われています。それは旧家や老舗で保存されている文化財や美しい山鉾(重要有形民族文化財)が公道を巡るため、「動く美術館」とも言われているお祭りなのです。山・鉾は山車といわれ2ⅿもある車輪がついていて、総重量12tもある引き車です。鉾は屋根の上に長い槍のような武器を置いています。また山は屋根の上に松ノ木を載せております。この槍や松ノ木は雷を防ぐ避雷針と同じく、厄病を吸い込んでしまうものとして置かれているのです。更に、この祭りが行われる八坂神社の祇園祭は牛頭天皇(ゴズテンノウ)を祀るお祭りです。牛頭天皇とは日本の神話に登場する人物で、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)<頭が8つもあって人々を苦しめた怪獣>退治したスサノオノミコトという神様です。お祭りの最大の盛り上がりは7月17日に行われる山鉾32基の街中の引き回しです。中でも見せ場は「辻回し」といって大きく高い鉾を交差点で方向転換を図る場面です。車輪自体が構造上、方向転換が出来ないようになっています。そのため路面に青竹を敷き、更に水を掛けて滑りやすくしてその上に鉾をのせ、皆で勢いよく掛け声に合わせて、90度に方向転換を図るのです。このような大きな鉾の方向転換は大変な技術を要します。また7月13日~16日の前夜祭ともいえる「宵山」(ヨイヤマ)の期間中は、夕方になると提灯に灯りがともり、山鉾の上では「コンチキチン」の祇園囃子が演奏され、京都市内が情緒深い風景になります。京都の人にとっては、この祇園祭が終わると、本格的に夏の訪れを感じる夏の風物詩でもあります。


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