Wanoa Journal

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向島花街

記事・写真 M.S

東京下町の向島。その見番通りにはかつてたくさんの見番(芸妓の派遣事務所)が並び、料亭が軒を連ねていました。しかしその料亭の数も減り続け現在では17軒を残すのみ、見番も一軒のみです。それでも日本全国でみると料亭の数の多さは抜きん出ています。また芸妓衆の数も120人在籍していて、そのほかに「かもめ」さんと呼ばれる半玉(修業中の芸妓、京都では舞妓と呼ばれる)は30人とその数の多さも全国で最多を誇っています。厳しい状況の中、このように向島の花街文化を守り続けることができているのは、向島の料亭と見番が一体となった努力の賜物でもあります。その中心となっている人物が料亭波むら」の代表であり「向島墨堤協会」の理事長でもある波木井照夫さんです。

「向島は料亭と芸妓が一体となった組織で活動している全国でも珍しい地区です。そのおかげで例えば急な芸妓のご要望があった場合も手配することが可能であったり、料亭にご予約が入った時に料亭側から芸妓さんをつけていただけるようにお願いしたりと双方が助け合うことができます。また、料亭と芸妓が組織一体となって運営しているため、ご利用していただけるお客様に対しても料金的なご負担を軽減することができます。」波木井さんはそう語ってくれました。

確かに向島の料亭と芸妓を合わせた利用料金を調べてみると、各料亭でお抱えの芸妓がいて、様々な要望に合わせた利用パックを設定しており、その料金体系も、料亭を利用したことがない人でも安心して利用できる体系と価格設定になっています。夕方になると下町情緒が漂い懐かしい雰囲気を今も残す向島見番通り界隈。そこで人情あふれる日本伝統文化のおもてなしのこころを向島料亭と芸妓でじっくりと味わってみてください。

向嶋墨提組合 お問い合わせ先 03-3623-6368

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