かがゆうぜん

加賀友禅

染色品 | 石川県 | 知る

加賀友禅は江戸時代に「宮崎友禅斎」により始められたと伝えられており、その名前を取り加賀友禅とされたとのことです。その時代を経ても飽きることのない文様と着たときのハッとするような美しさから、和服を着る人は、いつか加賀友禅を持ちたいと思わせるほどのものです。

加賀友禅の特徴は、作者の心が一貫して伝わるように分業を避け、また手作業を守り続けてきたことにより製作までは手間がかかりますが、作者の技法はもちろんほんものへのこだわりの精神を感じられることです。

また、具体的な特徴としては、その文様は自然や古典をモチーフにしている絵画朝のものであることが挙げられるでしょう。

加賀友禅の製造工程は大きく9つに分かれています。

1. 図案 文様を描くこと

2. 下絵 仮縫いした白下地に文様の輪郭を描く

3. 糊置 下絵の線にとって糊を引く

4. 彩色 加賀五彩といった伝統色により色づけする

5. 中埋め 彩色した部分に地色が入らないようにやわらかい糊で全体を埋める作業

6. 地染 着物全体の色(地色)を全体に平均的にむらなく染める作業

7. 蒸し 地色が渇いたのち蒸して生地を膨張させ染色を定着させる

8. 水洗 友禅流しともいわれ、糊や余分な染料を洗い流す

9. 仕上げ 乾燥させ蒸気をかけて伸ばして元の繊維組織に戻し、顔料で仕上げや染色補正をして加賀友禅が誕生します

加賀友禅は着物だけではなく、暖簾や屏風などの装飾品も数多く作られてきました。現在では日常に使うものの製作も試みらています。着物を着る人にとっての憧れである加賀友禅。金沢に行く機会がありましたら、ぜひその美しさをご堪能してみてください。

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