おさいせん

お賽銭

慣習 | 知る | 楽しむ

神社仏閣に行き日本人がお祈りをする前に、お金を所定の箱に投げ入れている様子を見ることができるでしょう。そのお金のことをお賽銭(おさいせん)と呼びます。また、そのお賽銭を投げ入れる箱のことを“お賽銭箱(おさいせんばこ)”と言います。元々は、自分がお願いしたことが成就した際にそのお礼として、米などを神社仏閣に置いてきたということから始まり、その後お金が流通してきて、米よりもより楽に収めることができるため定着し、現在にいたっているようです。現在はお礼というよりも、これからお願いすることを聞いてくださいといった希望の思いを込めてお賽銭を出しているケースが多いかもしれません。金額に特に決まりがあるわけではなく、個人の気持ちの表れですので自由に設定することができます。例えば日本人の間でよく言われることが、語呂合わせ的にその金銭を決める方法です。人と人との関係が成り立つといった意味の日本語で“縁”という言葉があります。これは日本の通貨単位“円”と同じように発音するため、これを丁寧に言った言葉“ご縁”と“五円”を掛けて、「よいご縁がありますように」という願いを込めて五円をお賽銭として納めるといった方法です。中には金額が高いほど願いも叶う確率が高いと考え、豪快に一万円札をお賽銭箱に入れる人もいます。

神社ではお賽銭をお賽銭箱に入れたのち、手拍子をして願い事を心の中で唱え、寺院ではお賽銭を納めた後、そのまま合掌して同じく願い事を心の中で唱えるのが一般的です。納められたお賽銭は、特に地域に根差した小さな神社仏閣にとって貴重な収入源となり、維持費や修繕費に割り当てられることが多いようです。自分がお祈りしている場所を後世に残していくためにも、お賽銭を納めることは大切な行為であるかもしれません。

初詣 明治神宮
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