にほんしゅ
日本酒
飲料 | 知る ◢
外国に訪れ、その国のお酒を飲むことは旅の楽しみの一つでもあります。日本で代表的なお酒はやはり日本酒になるかと思います。日本酒はお米からできたお酒です。そして熱くしてもよし、冷たくしてもおいしいという世界でも珍しいお酒の一つです。これは四季があり、寒い時期には体を温めるために熱めのお酒を、暑い時期には冷たいお酒でさっぱり楽しむという、酒とともに季節も味わう日本人の感性が、そういうお酒を生み出したのでしょう。
また、各地に郷土料理があり、海の幸・山の幸という季節やシチュエーションによって様々な料理がある日本、当然それに合わせてお酒の種類も数え切れないほどの種類があります。自分の味覚に合う日本酒・それぞれの料理に合う日本酒を探すことも楽しみ方の一つです。また、日本各地の酒蔵(さかぐら)と呼ばれる日本酒の製造所を回って、作りたてのお酒を飲み比べるという旅も、お酒好きにはたまらない旅のプランです。
簡単にその製造方法を紹介しますと、まず原料とお酒を作るため専用の米の表面を削り、余分なものを除去します。これを精米(せいまい)と呼び、この削った量によって酒の種類が変わり、当然味も変わってきます。その後削られた米を蒸します。ここまでが第一ステップです。
それから蒸された米の一部を使って酒母(もと)と呼ばれる日本酒にとって大切な材料をつくります。まずに先ほどの蒸された米の一部に特殊な菌を入れて麹(こうじ)と呼ばれるものを製造します。これに先ほどの蒸された米をもう一度混ぜ、さらに水を加えることにより、米に含まれる栄養素が糖分に変わっていきます。これが酒母となります。ここまでが第二ステップです。
さて、ここからは第一ステップで製造された蒸された米、それと第二ステップで作られた麹と酒母。これに水を加えて日本酒になる一歩手前のすがた(もろみ)にします。これを何日も寝かせることによって徐々に発酵していくのです。最後に発酵し終わったもろみを搾り、酒を抽出し、それを濾過したり加熱処理して瓶に詰められ日本酒ができあがります。ちなみに絞った際に残る固形物を酒粕(さけかす)といい、日本ではこれを材料に利用した郷土料理などがあちこちで見られます。
以上の製造過程における手間や時間の掛け方、使う米の種類、米を削った量、混ぜる際に使用する各地の水など、様々な違いが味の違いになり、それぞれの酒の特色となっていくのです。

(ワノア)は株式会社わのあの登録商標です。【登録第5115867号】