げた
下駄
衣服 | 身につける ◢
日本の伝統的な履物のひとつです。その特徴はまず裸足で履くものであり、胴体部が木で出来ていて、裏面(地面つく面)に二つ出っ張り(歯)があります。また胴体部には三つ穴があいていて、そこに布製の太めのつよい布(鼻緒 はなお)が通っていて、その布を足の親指と人差し指で挟んで引っ掛けるようにして履きます。胴体部の木の色はナチュラルな色から様々な色の塗り物までたくさんの種類があり、鼻緒も単色から数種類の色の布で編まれたものもあります。そして歩くたびに刃の部分が地面を叩き、乾いた音が鳴り響きます。この音が夏の暑い夜に心地よく響きます。履物に対しても履いて楽しく、見て楽しく、さらに歩いた時の音まで楽しむ、日本人の情緒豊かな一面を表したものと言えるでしょう。
日本に昔からある履物ですが、正装というわけではなく普段の履物として着用されていました。今では浴衣などの気軽な和装のときによく履かれます。30年ほど前までは、普段着に下駄という男性が結構みられましたが、今ではほとんど見られなくなりました。これは今は家が密集したり、マンションなどの集合住宅が増えてしまった背景から、その歩くたびに鳴り響く音が迷惑になってしまうという面があったり、靴を脱いで利用する店舗の数が減り、下駄を履いていると店舗の床を傷つけてしまうため嫌われるといったことが多くなってしまったという背景も残念ながらあるようです。もしあなたが下駄を履く機会がありましたら、初めて履くときは底面に二本の歯が出っ張っているため、履き慣れないとバランスが取りにくく、疲れやすい面もありますので、あまり長い時間履かない方がよいでしょう。
また購入したい時は、夏の時期であれば浴衣と一緒にデパートなどで見かけることができますが、それ以外の時期では少しずつ日本の文化が国内でも見直され、販売店は増えてきてはいますが、あまり見かけることはできません。また一般的な靴屋にも店頭で並んでいることは稀ですのでお気を付けください。浴衣・和装専門店や下駄専門店で購入することができます。
日本人の普段の履物として愛用され、生活に密着した下駄。そのことから、今でもその名残が「下駄箱(靴を脱いで店舗を利用する際に、脱いだ靴を入れておく箱のこと)」など言葉に数多く残っています。ちなみに、カウンター越しでマスターに注文する寿司屋で、自分のために握ってくれた寿司を置くための木製の台がありますが、あれも底面に2本の歯が出ている形状をしており、下駄と呼びます。



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