長崎県

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大皿に盛られた料理の数々が円卓を囲んで食べられる。
食べ物

卓袱料理・卓子料理

郷土料理 | 長崎県 | 知る

卓袱料理は長崎県の郷土料理です。そのはじまりは、今から約300年以上前にさかのぼります。長崎と中国との接触は慶長5(1600)年に始まりましたが、寛永10(1633)年、徳川家光は、第一回の鎖国令を出し、寛永12(1635)年には中国貿易船も入港は長崎だけに限られました。元禄2(1689)年に唐人屋敷が造られ、それまで長崎市内に散宿していた中国人は現在の館内町の一区域に集まって住むことになります。中国人が長崎へ来て唐人屋敷に移り住むまでの間は、長崎の船宿と呼ばれる民家に自由に散宿していました。これを「町宿(マチヤド)」と呼び、中国人が初めて長崎に来てから唐人屋敷が造られるまでの約80年間は、長崎市民と最も親密な交歓があった時代です。この町宿での生活の中で、長崎市民は、中国人のご馳走、中国料理というものを知ることとなり、自然なかたちで長崎市民の家庭に広まったと言われています。

伝統工芸品

べっ甲細工

その他工芸品 | 東京都 | 長崎県 | 大阪府 | 知る

飴いろに光り輝く上品な豪華さ、海の宝石といわれるウミガメ「玳瑁(タイマイ)」の甲の部分を歴代の職人たちの創意工夫により見事な作品として昇華させたものが「鼈甲(べっこう)」という日本が誇る伝統工芸品です。その歴史ははるか秦の始皇帝の時代にまでさかのぼり、当時の王冠の装飾として使われていたほどの貴重なもので、その技術が300年ほど前、国際貿易の街長崎にわたってきたとされています。本来は「玳瑁細工」と呼ばれるべきこれらの作品が「べっ甲=すっぽんの甲」と呼ばれているのは、江戸時代贅沢な品々を禁止されていた時期に、商人たちが「これは絢爛豪華と言われる玳瑁の甲ではなく、品質が悪いべっ甲でございます」と言い訳して逃れていたことの名残とか。このことからも、当時は玳瑁細工を持つことができる人たちは、身分の高い人に限られており、私もいつかは玳瑁細工の品を持ちたいという憧れの品でした。それが身分制度が崩壊し、少しずつ一般の人たちも手に入れられる存在となり、今ではお土産品や贈答品とし高い評価を受けるに至ります。

伝統工芸品 スペシャル

小川ハタ店

その他工芸品 | 長崎県 | みる | 参加する | 買う

「ハタ」という言葉は、長崎では凧(たこ)のことを指します。風頭山山頂付近に今も長崎の伝統品であるハタづくり続けている人が「小川ハタ店」店主小川暁博さんです。店内に入ると天井から壁まで、到る所が小川さんが製作したハタで埋まっています。その形、色・絵柄とも様々で、その数は優に100を超えます。その鮮やかな色とりどりのハタを見ているだけでも十分楽しめますが、やはり凧は空にあがるもの。その性能も折り紙つきです。ハタ作りで最も大切なのは竹で組むその骨組とのこと。小川さんはハタに適した竹を見つけるために、自ら山を散策するとのことです。「ぴーんとまっすぐ天に向かって伸びていて、割ったときも歯切れよくまっすぐ割け、それでいて跳ね返って飛ぶほどの弾力がある竹と出会った時は最高の気分になります」と小川さんは語ってくれました。その竹を削り、左右対称にバランスよく組むことがとても難しく、経験と勘を要するとのことです。その骨組に様々な色の和紙を貼り合わせていきハタは作られます。

広い店内
伝統工芸品 スペシャル

江崎べっ甲店

その他工芸品 | 長崎県 | みる | 買う

長崎の地にべっ甲専門店は数多くありますが、その中でも1709年創業という最も長い歴史を誇るお店が「江崎べっ甲店」です。また、その歴史の中で数々の偉業を成しとけてきたことも確かな事実です。特に6代目江崎栄造は、水に泳いでいる美しい鯉の姿をべっ甲で表現しようと試行錯誤の末、べっ甲細工における新たなる境地を見出し、見事にその流れるような曲線を再現し、パリの万国博覧会でグランプリを獲得しました。また、宮内省御用達とされたうえ、べっ甲業界における最初で唯一の無形文化財として認定されたほどです。そのような輝かしい歴史を持つ江崎べっ甲店の店内には、べっ甲細工の足跡を見ることができる資料が飾られたスペースと、広い店内にお土産品として手ごろな価格で購入できる実用品から細工・技術をこらした美術品の域に達する作品まで、数多くの手作りの品々が並んでいます。また、店舗奥のスペースでは、江崎家の歴史を今も引き継ぐべっ甲職人が実際に制作している様子をガラス越しに見ることができます。

食べ物 スペシャル

富貴楼

郷土料理 | 長崎県 | 食べる・飲む | 楽しむ

長崎駅から車で5,6分行くと見えてくる小高い山の上に建つ純日本風の大きな建物が長崎の伝統料理である卓袱料理(しっぽくりょうり)を今も守り続ける料亭富貴楼です。その木造の建物は節目節目で改築こそ行われているものの、建築当初の姿そのままに堂々とした風格と長崎の歴史を十分に感じさせてくれます。そして正面の大通りから料亭につながる階段は、日本情緒とこれから始まる料理の宴の序章をじっくりと味あわせてくれ、贔屓にしてもらっているお年を召したお客さまの中にも、山を登り切ったところにある、入りやすい玄関があるにもかかわらず、あえてこの急な階段を上り、富貴楼に訪れる人も多くいるほどです。富貴楼の歴史は古く、1889年に時の内閣総理大臣である伊藤博文より庭に咲く牡丹の花の見事な様子を見て、当初の経営者であった内田トミの名から一文字取り「富貴楼」の名前を勧められたことより由来します。しかし、それ以前より千秋亭「吉田屋」と名乗り経営していた時期を考えると江戸時代まで遡り、その歴史は350年を超える長いものとなります。店内の個室は卓袱料理の特徴である見事な朱色の円卓が置かれ、仲間とともに料理・宴を楽しむ和やかな雰囲気と伝統を感じさせる重厚な豪華さとが共存した心地よい贅沢さを醸し出しています。またかつて床下に生簀が置かれそれを眺めながら海鮮の珍味を食す宴が連日開かれていたという100畳近い大広間は提灯が軒先に飾られ、今も昔も変わらない親しい友人達を楽しくもてなす雰囲気を見事に演出してくれることでしょう。天領であった長崎ならではのおもてなしの心、富貴楼でじっくり味わってみてはいかがでしょうか。

伝統工芸品 スペシャル

平戸洸祥団右ェ門窯

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三川内にある窯の中でも最も山に近いところにある窯のひとつが平戸洸祥(ひらどこうしょう)窯。すぐ裏手にある小高い山は、かつて全盛を誇った登り窯の中でも、三川内の地で最後の登り窯の跡と言われています。そんな歴史を感じさせる風景の中、当初からの物語を語り続け、現在も三川内焼を守り続けているのが洸祥窯の店主18代目中里太陽さんです。洸祥窯の特色は地元でも有名な“かぶ”の絵柄のお皿や器。そこに描かれた生命力あふれるかぶの図柄は今もな確実に受け継がれています。そしてもうひとつ、大切にしていること、それは誰にとっても使いやすいデザインであるこということです。その中里さんの志(こころざし)は、海外からも高い評価を受け、ユニバーサルデザインの作品を展示する海外の常設展示場には、そんな中里さんの作品が展示されています。「私はユニバーサルデザインという言葉はあまり使いません。なぜならそう言われた瞬間、ハンディキャップをもつ人を意識して製作されたような作品に思われてしまうからです。ハンディキャップを持つ人はほかの人が使っている同じものを使いたいのです。ですから私が考えていることはただ誰もが使える、使いやすい作品を作ることだけです」中里さんはそう話してくれました。洸祥窯には、三川内焼の魅力をそのままに、使う人のことを徹底的に考え抜いた優しさあふれる作品が並んでいます。訪れた際にはぜひ手にとって、その作り手の思いを感じ取ってください。

伝統工芸品

三川内焼

陶磁器 | 長崎県 | 知る

長崎県佐世保市三川内町で400年の歴史を誇る伝統工芸品「三川内焼」。その始まりは安土桃山時代に時の将軍豊臣秀吉の朝鮮出兵においてすぐれた陶工を日本に連れて帰り、日本で窯を開かせたのが始まりとされています。 三川内焼の特徴の一つにその透き通るまでの白さがありますが当初は良い材料が平戸島内で見つからず、様々な場所を回り探し求め、それら陶工たちが最後に行き着いた場所が三川内だったとのことです。1670年代に当時は砥石として天草より移入されていた白い石を発見し、試し焼きしたところ、優秀な陶石であることがわかり、その後、天草陶石と網代陶石の調合によって、純白の白磁を完成させるに至り現在の三川内焼の根源たる基礎を築き上げることになります。

伝統工芸品 スペシャル

三川内焼美術館

陶磁器 | 長崎県 | みる | 買う

三河内駅から国道に沿って歩いて行くと見える大きな建物が「三川内陶磁器工業協同組合」が運営する三川内焼美術館です。ここには、三川内焼400年の歴史を振り返りながら節目に製作された様々な作品を鑑賞できるうえ、現在三川内に窯を開いている名工たちの作品が、その窯ごとに展示されていて、それぞれの特色をとてもよく理解できるような展示となっています。ここに展示されている作品の数は常設で150点、それ以外にもたくさんの作品を所有しておりその数は総勢800点にも及びます。また展示以外でも、手軽に三川内焼を購入できる売店コーナーも併設しています。ここで三川内焼の歴史を勉強し、名工たちの作品を見ながら自分の感性に合った窯を訪れてみてもいいのではないでしょうか。なお展示してある作品のうち、ひときわ目を引く直径1mにも及ぶ大皿は、三川内の窯元が共同で140日の製作日数をかけて作られた力作です。ぜひご覧ください。

伝統工芸品 スペシャル

玉泉窯

陶磁器 | 長崎県 | みる | 参加する | 買う

三河内駅を降りると目の前に見える歴史を感じさせる建物が「玉泉窯」のショールームです。中には数百に及ぶ作品が所狭しと並んでいます。そのなかでも玉泉窯が最も得意とする作品が飾香炉や吊香炉です。これは400年の歴史の中、代々伝えられた透し彫りの技術を今も伝え続ける、国内随一の透し彫りの名手『福本正則』さんの手によるものです。完成まで数年の歳月を必要とする飾り香炉や五重の塔を模した香炉。これらの香炉内に火が灯り、その光がやわらかく外にあふれ出てくる様子は神々しささえ感じさせてくれます。 ショールームの奥には大きな工房があります。そこでは、現在では三川内焼の製造方法で分業化が進む中、最初から最後まで自分たちの手作りにこだわる人々の姿があります。土づくりからはじまり成形・素焼・絵付け・だみ付・本焼きに至るまで、手作りの温かさと作り手のこだわりが生み出した、実用品とはいえ芸術の域に達するほどの作品の数々を玉泉窯でぜひご堪能ください。

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