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五稜郭(ごりょうかく)は、北海道函館市にある平面が星形の洋式城郭跡です。日米和親条約締結によって箱館(はこだて)を開港するにあたり、防衛力の強化と役所の移転を目的として、元治元(1864)年に、徳川幕府の箱館奉行支配下の蘭学者、武田斐三郎が設計し、箱館奉行所として築かれました。稜堡と呼ばれる5つの突角を配し、星形五角形を呈する外観から五稜郭と呼ばれています。 五稜郭は、戊辰(ぼしん)戦争の最後の戦いの地として有名です。榎本武揚(えのもとたけあき)、土方歳三(ひじかたとしぞう)ら旧幕府脱走軍が占拠し、明治新政府軍と戦ったため、役所としての機能を失い、明治4(1871)年に、五稜郭内部の建物はほとんど取り壊されました。大正3(1914)年に五稜郭公園として一般公開されると、昭和27(1952)年には、「五稜郭跡」の名称で特別史跡として国から指定を受け、現在でも高さ約5~7メートルの土塁をはじめ、堀・石垣が良好な状態で残っているほか、現在平成22年度のオープンを目指して、箱館奉行所の復元工事が行われています。また、昭和39(1964)年には、五稜郭公園入口付近に五稜郭タワーが建設され、1,660本の桜の木は、函館市では函館公園と並ぶ桜の名所としても知られ、毎年花見の時期になると多くの花見客でにぎわいます。毎年5月の土日に箱館五稜郭祭が開催されています。 平成18(2006)年4月には高さ107mの新しい五稜郭タワーがオープンしたほか、五稜郭が日本100名城に選定されました。